【初詣「基本のき」】「茅の輪くぐり」のご利益は ? 初詣の正しい作法Q&A
神仏のご利益にあずかるために、参拝のマナーとしきたりの意味を案内しよう
クイズの答え
A. 穢れを祓い、無病息災を願います。
神社や宮中では、6月と12月の晦日(6月30日、12月31日)に大祓(おおはら)えという行事が行われる。鳥居の下に茅で編んだ輪を立て、作法に従っそれをくぐることで、半年間にたまった罪穢れを祓い、無病息災を祈る。
6月に行われるものを夏越(なご)しの祓え、12月のものを年越しの大祓えという。6月の茅の輪くぐりは多くの神社で行われるが、12月は茅が手に入りにくいことなどから、行う神社は比較的少ない。
心の大掃除という意味もあるので、茅の輪を立てている神社があれば、ぜひやっておきたい。
監修:田中治郎さん 1946年、宮城県生まれ。宗教研究者、文筆家。横浜市立大学卒業後、おもに仏教書の編集に携わる。現在は、日本の宗教についての執筆、講演活動に あたる。著書に『お寺と神社の作法ブック』(学研)、『面白いほどよくわかる日本の宗教』(日本文芸社)など多数。
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